「楽器なかなか上手くならないし怒られるし辛いなぁ」
「本気で音楽やってるけど稼ぐことは厳しいしこの時間他のことに使った方がよくない?」
「…………なんとなく楽しくない…」
音楽をしていれば誰もが「なんで自分音楽をやっているんだろう…」と思う瞬間はあると思います。
音楽たのしすぎてやばいいいいいいいい!!って人はそのまま楽しんでね!すごい才能です!
とりあえずこの記事は音楽に対して行き詰まった人に向けたもの。少しでも何かに気づいてもらえたら良いなと思って書いてます。
Contents
音楽をする意味
いきなりですが音楽をする意味って何だと思いますか?
哲学者なら粋な回答を言ってくれそうですね。
「演奏する者は、永遠の冒険家だ。」みたいな……(哲学者さんごめんなさい)
僕は1人1人違うそれぞれの意味があると思っています。
「仲間と一緒に演奏するのが楽しいから」
「音楽することでQOLを上げるため」
「音楽が好きだから」
など。
「人生」や「仕事」、何事にも意味を見出すのは自分です。完璧な正解なんてないのでググっても出てきません。
だから音楽を始めたきっかけや目標を改めて考えてみるのが非常に大事です。厳密に定義は出来ませんが目標が音楽の意味に近しいかもしれませんね。
こっからは参考程度にどうぞ!
僕が音楽をやる意味は「QOLを爆上げするため」です。
音楽に取り組む中で考えたことや感じたことを大事にしたり、音楽を通して出会った人たちを大切にすることで楽しい人生にしよう!と思って演奏活動をしてました。
簡単にまとめるとこんな感じです。
ちょっと抽象度高めかな……
でもこれふわっとしてますよね!
大元はこの「音楽で楽しい人生にしよう!」なんですけど、具体的な目標もセットで考えておくと自分と音楽の付き合い方がよりクリアになります。
「この目標を達成できたら音楽を通して楽しい人生になる」て感じです。
僕の以前の目標は「あるステージで自分のやりたい音楽をする」でした。
「上手くなりたい」とか「楽しむ」とか抽象的な目標ではなく「あのステージで演奏する」や「この曲の動画をアップする」など具体的なことを目標として取り組んで、それが達成されてまだまだ演奏したいと思うならまた目標を決めて続ける。もういいやって思うなら辞める。みたいなスタンスはかなりオススメです。
ちなみに僕はこの目標が達成されてからは音楽していません。時々楽器を触るくらいです。
環境の影響を考えてみる
音楽は誰かと一緒にやる場合が多いので環境の影響を受けやすいです。そこから生まれる実力差やモチベーションの温度差で悩むことも多いですね。
知らないうちに環境など周りから受けるストレスで音楽活動に違和感を覚えることもあるかもしれません。
僕が音楽を始めたきっかけは学校の吹奏楽の演奏が上手くて「お!ええやん!楽しそう!」って感じで始めました。
そのまま続けてたんですけど、
みんなで何かしたい!みたいな、悪い言い方をすると馴れ合いを求めてる人たちの割合が多過ぎて、純粋に音楽に興味を持っていた自分は非常に温度差を感じました(ちなみに当時は音楽を追求してなんぼの人でした)
ああ、この人たちは一緒に何かしたいだけで音楽じゃなくてもいいのかな…という音楽ガチでしてますよマウントを心の中で取っていました。。。
こんなマウントを取るくらいなら勝手に好きなメンバーでバンド組んでやったらええやんって感じですね。
誤解を生みそうなのですが誰かと一緒に何かしたい人たちのことを否定している訳ではありません。むしろ誰かと一緒に演奏することが目的でも、それが自分でしっかり考えたものならちゃんとした音楽をする意味です。
昔、「音楽はみんなほど好きじゃないけどみんなが好きだから演奏してる」って公言してる後輩もいました。
ここで僕が言いたいのは音楽が純粋に好き派の人もみんなで何かしたい派の人も、周りの環境に流されず自分なりの付き合い方をしっかり作って音楽活動に取り組むのが非常に大事だということです。
音楽は多様性あり。向き不向きがあるのだ
僕が吹奏楽部に入って感じていたものがもう一つありました。
「楽譜通りに演奏するの……疲れる。」
でした。オーケストラやクラシックピアノをやってる人は何言ってんだお前!って感じでしょう。
でもなんか神経使うくない?
楽譜通りに演奏しないとダメだし指揮者の指示通りに演奏しないとダメだし、、、、いやこれは僕には合わないな。
この環境だと楽器の技術とみんなで演奏することに意識が行って、自分が好きな音楽ややりたい音楽について考えられなくなる………
たのしくねええええええ!!!
まあ最後まで吹奏楽部は辞めずに頑張ったんですけど大学で絶対違うことしよ!って思ってました。
んで入ったのがジャズ研。アドリブするし楽器編成も自由。お!ええやん!て感じでした。
とりあえずね僕が言いたいことは
「音楽のジャンルと楽器、編成によって向き不向きがある」ということです。
「オレはアニソンバンドがしたいんじゃーーーい!」
「大人数で演奏した方が楽しい!」
「楽譜通りに演奏した方が安心する。」
などみんながやりたいことは多種多様です。
今やっているジャンルや楽器に違和感のある人は意外と自分に合う形が存在します。
今所属してる部活やサークル、バンドの洗脳でこの音楽ジャンルが好き!って思わされてる可能性もあるのでせっかくだから直感的にやりたい音楽、よく聞く音楽について考えてみるのもかなり良いと思います。
向いてないこと、やりたくないことをやってもフラストレーションが溜まるだけなので思い切って別のジャンルに飛び込むのはありです。
辛さや虚無感を感じたら?
「バンドメンバーと温度差がある!」
「この人たちと一緒に演奏するのもう嫌!」
「先生にめっちゃ怒られる!」
辛い!って人は可能なら直ぐにその環境から離れてみるのをお勧めします。
現実的に離れるのが無理なら次の大事な演奏会やライブなどの節目に合わせて辞めるべき。
一度離れてみてそれでもやりたいと思うなら、戻るのは出来ないかも知れませんが自分のやりたい形で演奏活動を再開するのも良いです。
離れてみて他にやりたいことがあるなら音楽以外にも挑戦するのもありです。楽器の練習は何百何千時間も費やすことになるので自分の人生の時間はしっかり考えてる必要があります。
ちなみに演奏する意味がわからなくなる虚無感についてですが、
良くそれだけ悩むのならあなたにとって音楽は大事だから続けるべきだ!って言う人がいます。決して間違ってないし、音楽についての考え方も人それぞれなのでこれはその人にとって正解なんだと思います。
でも僕はやる意味を見出せないことに取り組んでも、少なくともそう感じてるときは楽しくなくない?フラストレーションあるよね?って思います。
だからやっぱりやりたいって思わないとき、何のために何で音楽してるんだろうと思ったら一旦辞めるべきだと思います。そしてやりたくなったらやる。僕個人の考えですので全然意見が違う方ももちろんいます。いて当たり前。
まとめ
かなり難しいテーマだったのであまりまとまりのない記事になってしまいました。
何事も「意味」を考えるは骨が折れます。
音楽の付き合い方に迷う人の小さなヒントになれば幸いです。