本のレビュー

【おすすめ本のレビュー】『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』最強の自己理解メソッド!

 

高校生のとき、仲良くしていた友人にこんなことを言われた。

「あきみねは、一つのことに対する集中力がすごいけど軸がブレブレだよね」

当時、具体的にどのような内容について、彼がそう言ったのかは覚えていません。

けれど、その言葉がとても印象的で、未だに頭から離れない。

 

現在、20代後半になった僕は、「仕事選び」「人間関係」「お金」など多くのことで迷う場面が多くなった。

いや、高校生の当時から他人にわかるレベルで、自分軸がしっかりしていなかったのなら、昔から多くの選択肢に悩まされていたのだろう。

自分軸がないことをはっきり理解してきたのが、最近なだけで、当時から人生に対して優柔不断だったんだ、、、

 

そして、「自分の軸をはっきりさせる」という自分の課題に向き合おうとする中で出会ったのがこの本、

『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』

 

20代後半・30代前半の「そろそろ自分の人生の方向性をはっきりさせないとな…」と漠然と思っている人は一度読んで見て欲しいです。

まだ若くて「これからの人生に可能性がある」というだけで生きるメンタルを保っている人は、早くその可能性を見つけましょう!

この本がおすすめの人

  • 「やりたいこと」を見つけたい人
  • 自分の軸をはっきりさせてもう迷いたくない人
あきみね
あきみね
生き方に後悔したくない人は必見!


 

Contents

本の概要

 

著者は自己理解の専門家である八木仁平さん。

年間約200人の「やりたいことを見つける」を実現しています。

そしてこの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』は、2020年5月に発売され、かなり評判がいい本です。

 

この本は、著者の「自己理解メソッド」が書かれていて、本を読み終わる時には自分の「本当にやりたいこと」がわかっているというもの。

途中なかなかボリュームのあるワークがあり、かなり多くの質問に答えていく必要があります。

根気は入りますが、自己理解が進むのは間違いありません。

 

本のおすすめポイント

 

物事の定義は大事さを再認識

 

率直な感想として、

「物事の定義って大事だな…」

と思いました。

著者は「大事なこと」「得意なこと」「好きなこと」「本当にやりたいこと」をそれぞれしっかり定義付けしてワークを進めています。

僕は、著者のように、定義付けと体系化をして「やりたいこと」についてそこまで深く考えれていなかったので、著者の思考の深さに驚きました。

「やりたいこと」を見つける以前に、物事を考えるときには、

物事(言葉)を定義すること」

「それぞれの関係性を確認すること」

この二つの重要性を再認識しました。

 

その辺の自己啓発本より100倍は意味のある本

 

かなり印象に残っているのがチャプター5の「得意なこと」を見つけるトピックです。

 

結論から言うと、著者の言いたいことは、

「自分の勝ちパターンは、自分の中にしかない」

ということ。

多くの人は「自己啓発本」を読んで成功者の勝ちパターンを学ぼうとするんだけど、

実は、成功者の勝ちパターンは、「その人の長所」を使った「その人の成功体験」でしかないんです。

だから、人それぞれ長所は違うのに、同じ方法でうまくいくとは限りませんよね。

つまり、著者の言いたいことは「自分の成功法則は、自分の中にしかない」ってこと。

 

これを聞いてしまうと、多くの自己啓発本ってあまり意味がない気がします。

確かに、偉人が成し遂げたことやそのノウハウは、参考にできるものはあると思うけど、全てを素直に受け入れてしまうと、間違った方向に進んでしまう可能性が高いです。

自己啓発本は、キャッチーなフレーズで僕たちを誘惑してくるけれど、本当に僕たちが求めている答えは自分たちの中にしかないと思います。

そして、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』は、自分で考えて「自分の中から」結論を出せる作りになっているので、能動的な読書ができる良書だと感じます。

 

丁寧に読み進めれば「やりたいこと」が見つかる

 

自己理解メソッドのワークが終わる頃には、自分の「本当にやりたいこと」が見つかるというコンセプトで書かれています。

僕は、行きつけのコワーキングスペースで8時間ほどワークをしましたが、かなり根気が入りましたね。

まあ自分の人生について考えるって非常に大事なことだし、8時間は可愛いものですね。

結論から言うと、「これかな?」ってことは見つかります。

ワークを続けていくうちにちょっとずつクリアになっていくんですよね。これが意外に気持ち良い。

 

ただし、ワークの結果を満足したものにするには、それぞれのワークを妥協せずに丁寧にやる必要があります。

自分の人生をよりより良くしたい人にとっては、自分を見つめ直す良い機会になるはずです。

 

20代後半・30代前半の人に読んで欲しい

 

社会人になって「自分はこのままでいいのだろうか?」と感じている人は多いんじゃないでしょうか?

特に、新卒の就活で、とりあえず大企業や公務員に就職した20代後半・30代前半の人は、自分の「本当にやりたいこと」について悩んでいる人は多いと思います。

就職活動で「自分がやりたいこと」に向き合わず、とりあえず「安定してそう」という理由で就職先を決めてしまった人は、転職ラストチャンスの年齢で死ぬほど悩んでいます。

僕も完全にこの状態です。

 

だから、「本当にやりたいこと」を見つけて、少しでも人生をクリアにしたい人は、今まさに読むべき一冊だと思います。

 

まとめ

 

今回は『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』について紹介しました。

この本がおすすめの人

  • 「やりたいこと」を見つけたい人
  • 自分の軸をはっきりさせてもう迷いたくない人

やはり生きる上で「自分軸」はとても大事なんです。

自分の限られたリソースを色んなことにちょっとずつ注いでいても結果はついてきません。

「やりたいこと探し」終わらせて、

自分の「本当にやりたいこと」を明確にしましょう。そして、それに夢中になろう。


 

ABOUT ME
あきみね
大阪で会社員をしている27歳。毎日牛乳を1リットル飲みます。 病気、生活、プログラミング、英会話、ジャズなどの雑記ブログです。