近年、人気アニメ作品の多くがライトノベル原作であり、この世界の生命線となりつつあるのがラノベ原作アニメ。
今回はライトノベル原作アニメのオススメ作品を紹介したいと思います。
せっかくなので新しい作品を中心に紹介していきます!ここ5年くらいにアニメ化されたものを中心です!
古いものでも個人的に好きな名作は入れてますし、賛否両論あるけど僕は好きだなって思う作品もぬるっと紹介します!
この記事がおすすめの人
- 面白いラノベ原作アニメに出会いたい人
- もっと多くのアニメを知りたいアニオタの人
- マイナーな作品や映画もチェックしときたい人
Contents
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』
『さくら荘のペットな彼女』の著者である鴨志田一の『青春ブタ野郎シリーズ』のアニメ化作品。
江ノ島にほど近い高校に通う梓川咲太が不安定な精神状態で発症する「思春期症候群」による不可解な出来事に巻き込まれる青春群像劇。
ジャンルとしてはラブコメ×SFミステリーみたいな感じです。
世界観はちょっと『涼宮ハルヒシリーズ』ぽいですね。影響は受けてるかも。
なんといってもこの作品は「エモい」の一言に尽きます。江ノ島がもうすでにエモいんですがキャラの台詞回しや演出がとにかく「エモい」です。
2018年のアニメじゃエモいオブザイヤーです。いや、『ハイスコアガール』のがエモいですたぶん。。。
あとはまあ主人公の梓川咲太が非常にキモいセリフをさらっと言うナチュラルキモいやつなんでそれを許せるかってとこですね。
それ以外はエモ面白いんでラブコメ好きには超オススメです!
- 制作会社:CloverWorks
- ジャンル:青春、ファンタジー
- 話数:全13話、劇場版1作品
『妹さえいればいい』
原作は『僕は友達が少ない』で有名な平坂読、イラストはカントクという豪華コンビ。
妹中毒のラノベ作家、羽島伊月の周りで巻き起こる恋愛やクリエイターの苦悩を描いたラブコメ作品。
第1話のAパートで羽島伊月の書いたキチガイ妹が出てくる原稿を描写するシーンがあまりにも酷いので開始2.3分で多くの視聴者に1話切りされたようですがそこを乗り切ればかなり傑作です。
ほとんどの話は伊月の家でみんなとゲームをする日常パート多目なんですけど少しずつそれぞれの気持ちが露わになっていく群像劇風な進み方をします。
そして可児那由多を始めとしてキャラクターが非常に個性的で見ていて飽きません。また、OPのChouChoも最&高です!最終話のOPに入る前の演出は鳥肌です!
- 制作会社:京都アニメーション
- ジャンル:ファンタジー、群像劇
- 話数:全13話+OVA、劇場版2作品
『りゅうおうのおしごと』
ハーレム将棋ラノベのアニメ化作品。
将棋界の出来事をオマージュしてる部分が多く将棋ファンにはニヤりとくる作品ではないでしょうか。
藤井聡太さんを筆頭とする将棋ブームが巻き起こる時期にアニメ化されたことは大成功です。
しかし、1クールでは収まりきならない内容なので殆ど出てこないキャラがたくさんいたのは残念でした。原作の宣伝としては完璧かもしれませんが、、、
あと、ハーレムものとしても一級品なのでモテモテウハウハな展開が好きな人は非常に楽しめます。
出番は少なかったですが夜叉神天衣ちゃんまじ天使です。
- 制作会社:SILVER LINK.
- ジャンル:青春ラブコメディ
- 話数:全12話
『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』
王道異世界ファンタジー(オンラインゲーム内に閉じ込められる系)。そして王道ハーレムアニメ。
巨乳エルフと貧乳豹人娘が出てきてエロエロな日常パートが見どころです。
午後10時に地上波で放送してたのですがアニメ史に残るレベルの粗相をしでかしていたのでかなり笑いました。
最近の異世界ハーレムアニメなら及第点です。ストーリーや演出、キャラも良かったんですけど、なんといってもラッキースケベがぶっ飛んでて本当に良かったです。
正直、かなり好み分かれそうな作品なんですけどアホなオタクが脳死状態で見るには最高のアニメだと思います。
- 制作会社:亜細亜堂
- ジャンル:ファンタジー、ハーレム
- 話数:全12話
『ゲーマーズ!』
ゲームを軸として描かれるドタバタラブコメ作品。本当にで「ドタバタ」って言葉が似合うラブコメ。
メインキャラの5人の男女が勘違いを重ねまくるんですけど全然ドロドロしてなくてTHE青春なアニメです。
まず主人公の天野くんがゲーム部に入るのを断るというビンビンに立ちまくったフラグをへし折るところがかなり度肝を抜かれました。
細かいところでもフラグ折るのが上手くて見ていて飽きなかったです。
またメインキャラの亜玖璃が非ゲーマーなので彼女の投げかける疑問を通してゲーマーの心理を解説したりするので面白いパートも多いです。
- 制作会社:PINE JAM
- ジャンル:学園、ラブコメ
- 話数:全12話
『幼女戦記』
おっさんが転生して幼女になって戦場で無双する物語。
基本的に空中魔法戦闘のシーンは俺TUEEE系なんですけどそれ以外のパートは組織や出世などサラリーマン的な苦労を表現している場面が多いです。
タイトルは一見して幼女が戦う緩い作品に思ってましたが、あまりにもしっかりした世界観にキャップを感じました。
正直、世界観もキャラクターの心情描写も上手いのでかなりクオリティの高い作品でした。強いて言うなら主人公のターニャの生き様を好きになれるかというところが好みの分かれ目かなと思います。
- 制作会社:NUT
- ジャンル:異世界、ダークファンタジー
- 話数:全12話、劇場版1作品
『博多豚骨ラーメンズ』
本当は人口の3%は殺し屋である博多での殺し屋たちの群像劇です。
この作品の素晴らしいところは群像劇としてのクオリティが高いところです。
頭の良い作者だから描けるジャンルだと思うんですが、このアニメは一つ一つの出来事が上手に繋がっていてストーリーのドライブ感が絶妙ですね。
特に1〜4話がめちゃめちゃテンポよくて面白いです。にわか侍が身バレするシーンは鳥肌もの!
あとよくタイトルでグルメアニメと勘違いされるんですけどそんなことはありません。スポ根野球アニメです(嘘)
- 制作会社:サテライト
- ジャンル:サスペンス、群像劇
- 話数:全12話
『ようこそ実力至上主義の教室へ』
タイトルで異能力者ものかな?と思ったんですが、別にそんな事はなく普通の学生がクラス対抗で生活費を賭けて頭脳戦を繰り広げるストーリー。
世界観やキャラは結構ありがちなのに作画やストーリーが良くて非常に先が気になって見ていました。
また、頭脳戦も緻密に計算されていて視聴者に「これはどういうことかな?」とか「このキャラ嘘ついてるのかな?」など考えさせる場面が多くて見応えありました。作者めっちゃ天才です!
残念なところは1クールでは収まり切らなすぎているところ。
まず2期が無いと作品として成り立ってないので早く作ってくれって感じです。もしかしたら原作の宣伝としてのメディアミックスだったのかも知れませんが…
- 制作会社:Lerche
- ジャンル:サスペンス、学園
- 話数:全12話
『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』
自衛隊が異世界に行って現地の人と交流したりドラゴンや帝国と戦ったりする新しい異世界転生もの。戦国自衛隊の異世界版ですね(ちょっと違うかな…)
総合的に評価すると最高に面白いです。非常にキャラが魅力的でストーリーもテンポが良い。実際に自衛隊が異世界に行ったときの再現も妙にリアリティがあります。
異世界ものやハーレムもの、ゴジラシリーズが好きで自衛隊に興奮する人にはかなりおすすめです。
また、この作品唯一の欠点は自衛隊員が、「人を殺すこと」と「人が死ぬこと」に対して反応が薄過ぎることです。
さっきまで日常パートを繰り広げていたキャラが戦闘でめちゃくちゃ人や人型の種を殺しまくります。この違和感を許容できるかがこの作品を好きになれるかどうかですね。
個人的にはかなり好きなアニメです。上記の欠点が無ければ1番好きなアニメだったかも知れません。
- 制作会社:A-1 Pictures
- ジャンル:ファンタジー、異世界、戦争
- 話数:全24話
『この素晴らしい世界に祝福を』
近年のラノベ原作アニメなら1、2を争うくらい人気な異世界ギャグ作品。
現世で珍妙な死を遂げた主人公の佐藤和真が女神アクアによって異世界で第2の人生を始めることになります(アクアも道連れにして)。
何だかんだ冒険に出ないで始まりの街アクセルやその周辺で仲間と共にうだうだ日常ギャグパートを繰り返すストーリー。
この作品の魅力はわかりやすい欠点のあるキャラクターたちの絡みをコミカルに描いているとこですね。
「完璧で意識高い人よりもクズでダメで闇のある人の方が一緒にいて安心するし面白い」みたいなメッセージ性すら感じます。
とりあえずギャグパートは一級品の面白さなのでまだ見てないって人には超おすすめです。割と脳死状態でも見れるんでお気軽にどうぞ!
- 制作会社:スタジオディーン
- ジャンル:異世界、コメディ
- 話数:第1期全10話+OVA、2期全10話+OVA、劇場版1作品
『冴えない彼女の育てかた』
正統派ラブコメ!と思いきや、予想外。この作品の特異点はメインヒロインの加藤恵。
ツンデレ、お姉さん、元気系、後輩ちゃん、ラブコメ登場キャラはある程度決まった属性が存在しているんですが加藤恵は前代未聞の「ステルス」属性です。
目立たない彼女をメインヒロインにするために学生クリエイターの面々が同人ゲームを作成するお話となっています。
この作品はラブコメ要素以上にクリエイターの苦悩や葛藤が強く描かれています。
むしろこっちがメインなんじゃないかと思うほど…
2期の作画担当の英梨々が挫折しそうになってそれを乗り越える下りは感動します。普通のラブコメには無い熱さがある作品なのでラブコメ苦手な人も是非見てほしい作品です。
- 制作会社:A-1 Pictures
- ジャンル:ラブコメ
- 話数:第1期全13話、第2期全11話+未放送話、劇場版1作品
『ヴァイオレット・エバーガーデン』
2018年京都アニメーションの最高傑作。戦場で「武器」として育てられたヴァイオレットちゃんが自動手記人形として働く中で「愛してる」を知る物語です。
「最近1番泣いたアニメは?」と聞かれたら間違いなくこの作品だと答えます。涙の量だけなら人生で1番多かったかもしれません。
作画も綺麗で演出も上手くてどの話もすごく好きなんですけど本当に感動するのは第10話、死期が近いお母さんが娘に手紙を書くという回。
いや、本当に、見てない人や途中で見るのをやめた人は第10話だけでも見てくれ!って感じです。
本当に10話は神回で、生きててよかった!アニメが好きで良かった!って感じの気持ちになるので見てない人は見てください!お願いします(土下座)
- 制作会社:京都アニメーション
- ジャンル:ファンタジー、群像劇
- 話数:全13話+OVA、劇場版2作品
『終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?』
2017年最も感動させられたアニメ。
妖精兵器として生きる女の子クトリと人間の生き残りであるヴィレムの恋愛を軸に描かれる切ない物語です。
最初はヒロインたちが兵器ってありがちな設定だなぁと思って見てたんですが、これがなかなか面白い。
キャラの葛藤も恋愛も全体的に綺麗で切なく描かれているんですね。この作品独特の空気感があってとても好きです。
ネタバレになってしまうんですがこの作品はバッドエンドです。そして僕はこんなにも綺麗なバッドエンドは見たことがありません。
そしてキャラクターのセリフの重みや深みがすごい。それぞれのキャラにしっかりとした背景設定があるからこそだと思います。
余談ですがアニメは尺の関係で省略した部分も多くわかりにくいところもあるので原作も合わせて読んでみることをオススメします!
- 制作会社:サテライト、C2C
- ジャンル:ファンタジー
- 話数:全12話
『ゴブリンスレーヤー』
ゴブリン倒しの専門家である主人公がとにかくゴブリンを倒しまくるダークファンタジー。
この作品のすごいところは異世界(アニメでよく描かれるRPG寄りの世界)を異世界の社会問題などを織り交ぜつつ細かく緻密に再現しているところです。
物語というか社会を描いている作品に近いのかも知れません。
この作品のキャラは女神官、牛飼娘、受付嬢など個人名が出てきません。
だからゴブリンの社会問題をメインテーマにしてそれに翻弄される人々を群像劇風に描くのかと思いきや、
ゴブリンスレイヤーを取り巻く仲間の絆などもしっかり描いており、キャラクター1人1人の個性を強めに描いている印象でした。個人的には面白い違和感。
今までのどの作品よりも異世界の世界観の作り方がリアルなので一見の価値はある作品だと思います。
- 制作会社:WHITE FOX
- ジャンル:ダークファンタジー
- 話数:全12話+OVA(劇場上映)
『転生したらスライムだった件』
現世で死んで転生したらめっちゃ強いスライムだったお話。俺TUEEE系。
異世界ものや主人公が最強でご都合主義で全て上手くいく展開が好きならおすすめの作品。ゴブリンスレイヤーと割りと対照的な感じです。
アニメは導入部分に時間をかけ過ぎていてるので退屈かも知れないんですけど中盤から面白くなる(はず)なのでじっくり見るべきかなと思います。
ここまで紹介した異世界ものでは最もスタンダードな世界観です。
この作品自体に尖って良い部分は見受けられないんですがかなりバランスの良い安定した物語だと感じました。賛否ありそうですがのんびり見てほしいアニメです。
- 制作会社:エイトビット
- ジャンル:異世界、ファンタジー
- 話数:全25話
『ノーゲームノーライフ』
天才ゲーマーの兄妹の空と白がゲームで全てが決まる異世界に転生して無双するお話。
主人公の空白は人間の中では非常に頭が良くゲームにおいて無敵なので俺TUEEE系に分類されそうですが、異能力者を持った他の種族たちとの戦いはギリギリの戦いをして勝利する場面が多いです。
強い主人公で安心感がある反面、辛勝をする事でゲーム展開に深みを出しているので非常に見応えがあります。
ゲームの頭脳戦以外には作画が独特で光の描き方が非常に綺麗です。
全体的に豪華な製作陣が力を入れている作品なので細かい背景や小ネタにもこだわっているなという印象でした。
- 制作会社:MADHOUSE
- ジャンル:ファンタジー
- 話数:全12話、劇場版1作品
『オーバーロード』
オンラインゲームに閉じ込められた系+俺TUEEE系の最高峰。
異世界転生作品(オンラインゲームですが…)の中でも頭一つ出て人気のある作品です。
1期2期も良かったですが3期は非常に面白いです。アインズウールゴウン氏とナザリックのメンバーが無双するのがたまらなく好きです。
多くの作品は辛勝を美徳としています。それに対して『オーバーロード』は基本圧勝です。
しかし悪戯に力を使わない点にその魅力があります。
策略をすごく張り巡らせてるところを見ると力と知がバランスよく噛み合っていて綺麗に戦っていますよね。
本当に強い人は頭も良いようです。
- 制作会社:マッドハウス
- ジャンル:ダークファンタジー、異世界
- 話数:第1〜3期各全13話
『Re;ゼロから始める異世界生活』
異世界に転生して銀髪ハーフエルフの女の子とイチャイチャライフを堪能すると思いきや、絶望的な運命が主人公ナツキスバル待ち受けます。
近年のアニメなら個人的に最も好きな作品。
ナツキスバルが「死に戻り」の呪いをかけられ、1度死んでも2度死んでも3度死んでも前に進まなければならない運命に立ち向かい「絶望」を感じつつ仲間の支えで少しずつ成長します。
キャラの魅力やストーリー、作画はどれもクオリティが高い。
さらに越えられない壁と逃げられない運命を目の前に立ち向かうその生き様の描き方が迫力があってとてつもなく感情移入できます。
主人公が何度も死に戻り上手くいかない現実を投げ出しそうになって絶望したり発狂したりするシーンが特に印象的でした。
そのシーンがあるからこそナツキスバルが立ち直って運命に立ち向かおうとするシーンが映えるんだと思います。
とにかく見応えがある作品なので全てのアニメ好きな人におすすめです。
- 制作会社:WHITE FOX
- ジャンル:ダークファンタジー、ループもの
- 話数:第1期全25話、第2期(放送中)、OVA2作品
『エロマンガ先生』
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の伏見つかさによるラノベが原作。 ラノベ作家の兄とイラストレーターの妹のドタバタラブコメディ。
題名で敬遠されがちだがいたって普通の兄妹ラブコメ作品。
この作品のすごいところは妹の沙霧が飛び抜けて可愛いところです。
他のキャラが引き立て役なんじゃ無いかと思うほど飛び抜けて可愛く描かれています。個人的には僕っ子の高砂智恵が好き。
「可愛い妹」には作品を引っ張るだけのパワーがあるんだと改めて気づかせてくれる作品ですね。癒されたい人におすすめ。
- 制作会社:A-1 Pictures
- ジャンル:ラブコメ、業界
- 話数:全12話+OVA2話
『ソードアート・オンライン』
オンラインゲームに閉じ込められる系の最高峰。もはや国民的アニメですね。オンラインゲームアニメ界のロードオブザリングです(意味不明)
ジャンルでいうとハーレム×近未来SF×俺TUEEEですかね。俺TUEEEに関しては主人公より強いキャラも複数いるのでアレですが…
今となってはありがちな設定のような感じですがこの作品が作られた当時は結構斬新な設定や世界観だったんじゃないでしょうか?ある程度この作品から影響を受けた作品も多いと思うので一見の価値ありですね。
特に3期のアリシゼーションは回想シーンで1期の映像が流れたときに比較して「え??」ってなるくらい作画が綺麗なのでそこも見どころですね。
- 制作会社:A-1 Pictures
- ジャンル:VRMMORPG、バトル
- 話数:第1期全25話+特別番組1話、第2期全24話+総集編1話、第3期1部全24話+総集編1話、第3期2部(放送中)、劇場版1作品
まとめ
ラノベ原作アニメを最近のものを中心にまとめてみました。
近年のものでももっと評価されてもいい作品は非常に多く存在するので、もし見てなくて気になる作品があったら見てほしいなと思います。