ツイッターやブログでたまーに目にします。
「超音波温熱吸入器(ホットシャワー5 UN-135)で耳管開放症がよくなりました!!」
というのは本当なのでしょうか?
「耳管関係なくない?」
「耳鼻科でよくみるやつぽいやん」
と最初は思っていましたが、
僕は、
「耳管開放症が少しでもよくなる可能性があるならなんでもしよう!」
と思っていたので、
2年ほど前に購入にて1年くらいは欠かさず毎日使っていました。
あああ
今回はその超音波温熱吸入器(ホットシャワー5 UN-135)の効果について紹介します。
Contents
超音波温熱吸入器とは
まずはじめに超音波温熱吸入器(ホットシャワー5 UN-135)とはどの様なものなのかを紹介します。
超簡単に言うと『発生させた暖かい霧で鼻や喉を健康にする装置』です。
人間の鼻や喉の粘膜には「繊毛」という直径1000分の1ミリの非常に細い毛が生えています。
この「繊毛」は、ベルトコンベアの様にばい菌や分泌物を体外に運んでくれるんです。
ですが、気温低下や乾燥によって「繊毛」の働きが低下すると、ウイルスや異物が鼻から喉を通って体内に入りやすくなったり、分泌物が鼻に溜まって副鼻腔炎や後鼻漏の原因になります。
そこで、超音波温熱吸入器(ホットシャワー5 UN-135)は鼻や喉を乾燥から守り温めることで繊毛の活動を活性化させることができるんです。
実際の使い心地(良いところ)
実際に使用した時の感想です。
生理食塩水が使える
水道水のミストを鼻で吸ったら余裕でむせてしまいますが、この吸入器は食塩水が使用できます。
生理食塩水は霧にする水に計量スプーンで食塩を入れるだけ。
混ぜずにスイッチ押せばいいので楽チンです。
火傷の心配が少ない
超音波振動で水をミスト化するので基本的には火傷のリスクはありません。
ですが作動中は装置自体が結構暑かったりするので注意は必要です。
音が小さい
吸入器が作動中は多少の音はなりますが基本的にはかなり静音です。
隣人や同居人に迷惑をかけることはまずないでしょう。
実際の使い心地(悪いところ)
ちょっと気になったところも紹介します。
セッティングと手入れがめんどくさい
正直、かなり手入れがめんどくさいです。
当たり前ですが一度使用したらパーツを分解して綺麗に洗わなくてはいけません。
僕がズボラなのかもしれませんが使うまでのセッティングも多少億劫に感じました。
鼻や喉がスッキリする効果があったからこそ続けて使用できましたが、効果が薄い様なら継続するのはかなりしんどいと思います。
吸入する姿勢が難しい
どうしても良いポジションで吸入するのが難しかったです。
持って吸入するわけにはいかないですし、どんなに頑張っても猫背で吸入することになりました。
この体勢で5分間吸入し続けるのは地味にハードです。
不良品が多いらしい
アマゾンのレビューで何件か不良品があるとの報告があります。
どう見てもデリケートな装置なので不備はあるのは仕方ないかもしれません。
僕が購入したものは不調はほとんどなく2年ほど使えています。
たまに霧が弱い時があるくらいですね、、、
超音波温熱吸入器の耳管開放症への効果
結局、耳管開放症に効果があるのかというのが一番大事なことですが、
結論から言うと、
「人による」
かなと思います。
僕はもともと副鼻腔炎や後鼻漏持ちなんですね。
だから実際、僕がこの吸入器を使ってみたところ、副鼻腔炎や後鼻漏の症状は改善しました。
本当に良かったです。
しかし、肝心の耳管開放症についてはあまり効果を感じられませんでした。
もしかしたら長い目でみて上咽頭炎にも効果があって耳管開放症に改善に繋がるかもしれません。
ですが、それなら上咽頭を直接治療するBスポット治療の方が効果的かなと思います。
*上咽頭炎と耳管開放症の関係は以下の記事をお読みください。
結果として、僕にはあまり効果がなかったんですが、他の耳管開放症患者の方がブログやツイッターなどで、
「超音波温熱吸入器を使って耳管開放症が改善しました!」
と言う方も一定数いらっしゃるので全く効果がないとは言えないでしょう。
もしかしたら鼻の不調が原因で耳管開放症になっている人は効果があるのかもしれません(完全に憶測ですが、、、)
まとめ
自分の耳管開放症には効果があまり感じられなかったんですが、副鼻腔炎や後鼻漏には効果絶大でした。
と言うかもともと副鼻腔炎や後鼻漏のための装置ですもんね。
耳管開放症の改善まで期待するなんておこがましい。
ですが、先ほども話した通り、超音波温熱吸入器(ホットシャワー5 UN-135)で耳管開放症が改善したと言う方もいます。
これは結局、自分の耳管開放症の原因は何にあったのかと言うことを分析していく必要があるんじゃないかと思うんです。
例えば、
ストレスで耳管開放症になった人は、そのストレスを取り除く。
鼻の不調が時間に影響している人は鼻の不調を改善する。
上咽頭が悪い人は喉の治療をしてみる。
など、耳管開放症の原因は明確にわかっているわけではないですし、一般的には様々な原因があると言われています。
自分の発症した原因を探り、冷静に考え行動していくことが耳管開放症の治療につながるんじゃないかと思います。