こんにちは、
今回は耳管開放症に良い効果が期待できると言われている、
「Bスポット治療」について僕の治療経験を踏まえて紹介します。
ちなみに僕は、鍼灸治療と手術で耳管開放症はほとんど完治しています。
ですが多少無理をしても耳管が開かないようにする目的でBスポット治療は試していました。
結果として効果はかなりあったと感じています。
僕は補強的な使い方でしたが、耳管開放症の症状で悩んでいる人は試してみて損はない治療法だと思います。
以前に耳管開放症の治療法をまとめた記事もあるので興味のある方はどうぞ。
Contents
Bスポット治療とは
Bスポットとは鼻と喉の間、喉ちんこの裏側にある鼻咽腔(上咽頭)のことです。Bスポットの「B」は鼻咽腔のB。
このBスポットは人間が呼吸するため、埃やばい菌が溜まりやすくて炎症が起きやすい箇所です。
風邪を引いた時、引きはじめに喉ちんこの裏側が痛くなるのはここで炎症が起こっているためですね。
また、Bスポットが慢性的に炎症が起こっていると様々な疾患が見られることがあり注意が必要です。
このBスポットに塩化亜鉛という消炎の薬を擦過する治療がBスポット治療です。
具体的には、鼻と口から塩化亜鉛のついた綿棒を入れて上咽頭にグリグリと擦り付けます。
なかなかの違和感と痛みはあるので治療を受けるときは覚悟が必要。。。
(近年では「EAT」と呼ばれることが多いのですが「Bスポット治療」の方がメジャーな言い方なのでここではBスポット治療と呼ばせていただきます)
Bスポット治療の効果
Bスポット治療の効果については、
- 喉風邪
- アレルギー性鼻炎
- 後鼻漏
- 喘息
- 耳管機能障害
- 頭痛肩こり
- 自律神経失調症
など、多岐に渡ります。
それだけ、鼻咽腔(上咽頭)が悪くなると身体の不調が出てしまうということです。
耳管開放症の患者の多くは、上咽頭に慢性炎症が起こっていることが多く、この慢性炎症を沈静化することで、様々な不調や耳管開放症が改善されると言われています。
どのくらいで効果が出るのか
Bスポット治療をしていただいた先生曰く、
効果が出るのは、10〜20回ほど治療を受けてかららしいです。
でも人によっては1回目から効果がわかる場合もあるとおっしゃっていました。
僕の場合は、1度目から効果がありました。
治療を受けた日から5日ほどは耳管がしっかり閉じている感覚があって非常に安定している印象でしたね。
ちなみにBスポット治療は週1回が普通のよう。
通院が難しい人は2週に1回でも良いらしいですが。週1回の方が効果は出やすいそうです。
実際に経験してみて
先ほども述べたのですが、Bスポット治療は、炎症の強い人ほど非常にしみて痛みを伴います。
僕は我慢できないほどの痛みではなかったです。
酷い風邪で喉の裏側が腫れている時の痛みと似ていました。鬱陶しさはあります。
地味に一日中痛みが続いたので大変でしたが、痛みが強く長引く人ほど効果が出ているらしいのでかなり嬉しかったです。
僕はすでに、手術と鍼灸で耳管開放症がほとんど治っている時にBスポット治療をしていたのではっきりとした効果を示すことは難しいのですが、
Bスポット治療をして以降は、多少無理をしても耳管が開くことがなくなりました。
耳管開放症患者の方で、鼻炎が酷かったり後鼻漏があるなど鼻咽腔(上咽頭)に炎症が起きている可能性のある人は一度試してみるべき治療法だと思います。
どこでBスポット治療を受けることができるの?
実は全国的にBスポット治療を受けれる耳鼻科は多くないのが現状です。
さらに噂程度ですが、治療をしてくれる先生の腕で効果が変わるという話も聞くので、
できればBスポット治療で有名な耳鼻科を探すのをお勧めします。
「耳鼻科 Bスポット」などで調べたらBスポット治療が可能な医療機関が出てくるのでHPを確認しましょう。
まとめ
Bスポット治療は耳管開放症に非常に効果があると言われています。
僕も実際に試してみてその効果を肌で感じました。
地域によっては治療を受けることが難しい方もいらっしゃるかもしれませんが、
上咽頭の炎症やその他関連した不調も抱えている耳管開放症の方は1度Bスポット治療を試してみることをお勧めします。