「今日は耳管が開いているなぁ」と感じる時はよく観察すると大体の場合、規則性があることが多いです。
2年以上耳管開放症を患ってきて悪化するタイミングについてかなり分かってきました。
今回は耳管開放症を悪化させる行動について紹介します。
ただし、あくまで僕個人の見解なので全ての耳管開放症の方に当てはまるわけではないのでご了承下さい。
Contents
耳管開放症が悪化する行動
睡眠不足・過剰睡眠
耳管開放症の患者の方で睡眠不足時に症状が悪化する人はけっこういるんじゃないでしょうか?
睡眠不足は自律神経のバランスを非常に乱してしまいます。
睡眠不足の場合は交感神経が優位な状態が続くため、体の緊張状態が継続され、血行が悪くなります。
それ故に耳管開放症が引き起こされると考えられます。
また、過剰睡眠も自律神経のバランスを崩してしまう行動なのであまり良くないです。
僕の場合は寝すぎる方が、副交感神経が優位になりすぎて耳管が開くことが多いです。
睡眠不足・過剰睡眠の対応策
やはり適当な睡眠時間を確保することが何より大切です。
一般的に理想の睡眠時間は7〜8時間くらいと言われていますが、自分にとって最適な時間を探すようにしましょう。
耳管開放症の方は自分の時間に影響が出なくて眠気や倦怠感を感じにない時間を設定すべきです。
その際、睡眠の質を意識するのも大切です。
激しい運動
耳管開放症患者の方は激しい運動をしたときに耳の詰まりや頭に音が響く感じがする人は多いです。
僕も遅刻しそうなときに全力ダッシュをしたら結構な確率で開きます。
ちなみに、慢性的に耳管開放症になる前から激しい運動をした瞬間などに少しの間だけ耳管が開いていた記憶があるので、そういう人は耳管開放症予備軍の可能性があります。
激しい運動時は交感神経が優位となり、出血を抑える為や重要な臓器の血流を確保するために身体の末梢の血流が少ない状態になります。そのため、粘膜の鬱血がとれて鼻がよく通り耳管が開きやすくなります。
激しい運動への対応策
無理な運動をしないことに尽きると思います。
もし、運動を続けたいのであれば自分にとって無理にならない程度の運動を続けて少しづつ負荷をかけていき、しっかりした体力をつければ、激しい運動でも耐えれるようになる可能性はあります。
ちなみに耳管開放症の方で運動をしたいなら筋トレがおすすめです。
周りのペースに合わせないと行けないスポーツなどは無理をしないといけない場面が多いのに対して、筋トレは無理なく自分のペースで続けてられるので耳管に負荷をかけることが少ないです。
耳抜きのやり過ぎ
私は物心ついた時から鼻をつままなくても、意識すれば耳抜きができていました。
最近聞いたんですけど、耳管機能が正常な人は鼻をつまんだとしても思うように耳抜きができないらしいです。
何が言いたいかと言うと、
簡単に耳抜きができる=耳管が緩い
ということです。
「耳抜きはし過ぎると耳管が緩くなる」と言っている先生もいらっしゃいますし、自分自身の経験からもそうだと思います。
耳抜きのやり過ぎへの対応策
僕もそうなんですが幼い頃から耳抜きのクセがある人は耳管が緩くなっている傾向があるので、耳管開放症を発症しないように意識して癖をなくすべきです。
また、耳管開放症が発症している方も、
「今、耳管が開いてないかな?」
みたいに耳抜きをしてチェックするとまた耳管に負担がかかるのでなるべく気にかけないようにすると悪化を防ぐことができます。
焦ること
職場でミスをしたり、上手くトークが出来なくて焦るシーンに耳管が開くことがあります。
これも激しい運動と同様に交感神経が優位になり、身体の中心部分に血流が集まり、抹消部分は血流が少なくなり、粘膜の鬱血がとれて鼻がよく通り耳管が開きやすくなります。
ここまでまとめてるとやはり、自律神経のバランスが乱れたときに耳管が開きやすいということですね。
焦りへの対応策
焦ることに対しては焦らないように日頃から準備をして冷静かつ自信をもって行動すれば何とかなります。
仕事でミスをしたときに焦るのなら、そもそもミスをしない仕組み作りをすれば良いですし、もしもミスしてしまった時の対応などをシミュレーションしておくなど工夫することで対処可能です。
焦らないことへの対策は、生きていく上でも非常に重要なことなので、考えて損はないはずです。
憂鬱になること
憂鬱になると自律神経のバランスが崩れて耳管が開くことがあります。
やはりたまには落ち込む時もあると思うんですけど、さらに耳管が開いてしまったら絶望的です。
憂鬱な気持ちへの対応策
これはなかなかセンシティブな内容ですし、僕自身メンタルケアーの知識はあまりありません。
ですが、僕が憂鬱な気分になったときにやっている行動は、
「松岡修造さんの動画を見る」
です。
松岡修造さんの激励の言葉はマイナスからプラスを意識したものがほとんどです。
動画もたくさんあるので色んな言葉がその時々の自分のシチュエーションに当てはまることが多いので、その都度、
「僕も起き上がらなきゃ!」
と感じ、少し前向きになれます。
自慰行為のやり過ぎ
お恥ずかしいですが実体験で耳管が開くことがありました。
以前しみけんさんも自慰行為のし過ぎは耳にダメージが来るおっしゃっていました。
少なくともマスターベーション自体が自律神経にならんらかの影響は与えるため気をつける必要があります。
自慰行為のやり過ぎへの対応策
これに関しては程々にやるしかないですね。
緊張する環境に長時間いること
例えば、長時間のプレゼンや苦手な相手と長時間喋る状況などで僕は耳管が開くことがあります。
これはストレスから自律神経が乱れるパターンです。
緊張への対応策
これに関しては緊張するような場面はできるだけ避けることで対処できます。
緊張を避けることで耳管が閉じている時間を長期間作れば、耳管が開きにくい状態になる可能性もあります。
また、小さなハードルから乗り越えていき徐々に緊張に耐えれるメンタルを養う方法も現実的だと考えます。
例えば、プレゼンならば、初めから大きなプレゼンをするのではなく、まず少人数の同僚に見てもらったり、小さなプレゼンの機会を自ら増やし、場数をこなせば変に緊張することも減るはずです。
水分不足
僕も熱い夏の日に長時間外にいる時に耳管が開くことがあります。
身体の水分が減少すると、血流が悪くなり抹消の部分まで血液が行き渡らなくなるため、耳管が開くようです。
また、寝ている間は水分が減ってしまうため寝起きは脱水症状気味です。このとき、耳管が開く人はしっかりした水分補給で改善する可能性もあります。
水分不足の対応策
熱中症対策と同様ですがこまめに水分を取ることですね。
寝起きや熱い空間に長時間いる時は脱水症状に気を付けましょう。
ちなみに、水よりもスポーツドリンクのほうが血行をよくする効果があるので、耳管機能の調子が悪い時などは、アクエリアスやポカリを飲んでいます。
まとめ
基本的には自律神経が乱れる行動を取ると耳管が開くということです。
ここに書いてあることを全てに気をつけるのは難しいかもしれませんが、耳管開放症の悪化を防げるはずなので試してみてほしいと思います。
少しでも耳管が開いていない期間を長くして、正常な耳管の状態を癖づけましょう。